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矢倉3七銀戦法;現在の主流②(その8) [矢倉▲3七銀]

△3五同銀の局面。

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平凡な▲3五同角だとどうなるか。

先回はここで▲1二歩という捻った順を見たが、今回は普通に▲3五同角と取り返す順を。

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矢倉3七銀戦法;現在の主流②(その7) [矢倉▲3七銀]

▲5五歩に対し最善とされる△5五同歩。これを見ていく。

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▲5五歩を実現、ここから先手からは攻め切れるか。

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矢倉3七銀戦法;現在の主流②(その6) [矢倉▲3七銀]

▲3五歩に対し△2五桂と取る順はいずれも後手にとって芳しい結果とはならなかった。そこで平凡に△3五同歩(56手目図)と取ってみる。

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△3五同歩。最先端の変化へ。

今期名人戦でまさしくこのこの形が戦われている。ここに至るまでにいろいろと観て来たが、漸く最先端に追いついてきたというところであろうか。

図から先手は▲5五歩(図略)と突き、攻めきれるかどうかという将棋となる。

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矢倉3七銀戦法;現在の主流②(その5) [矢倉▲3七銀]

△3三桂の強手に対し▲5五歩では軽過ぎ、▲3三同桂成と素直に交換に応じるのも後手の狙いにはまった。先手困ったようだが、ここで▲1五歩(53手目図)と突くのが定跡となっている。

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端から。3三の桂にはさわらない。

さすがにこの▲1五歩は手抜きできない。△1五同歩に▲3五歩(55手目図)と続ける。

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1筋~3筋の順に仕掛けるのが定跡。後手の応手は2通りあるが・・・

55手目図で後手は分岐点を迎える。3五の歩を取るか、2五の桂を取るか・・・

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矢倉3七銀戦法;現在の主流②(その4) [矢倉▲3七銀]

▲2五桂に対し△9五歩と待つ手、いきなり△4五歩と突く手を見てきたが、先手に正しく対応されるとあまり芳しくなかった。そこで今度は△3三桂(52手目図)とぶつける手を見る。

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第3の手段、△3三桂。守りの桂を攻めの桂と交換する非常手段か。

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矢倉3七銀戦法;現在の主流②(その3) [矢倉▲3七銀]

前の記事では▲2五桂に対し△9五歩と待機する順を見た。難解ながらも先手が指せるようだ。待機する順が芳しくないとなれば後手も動くこととなる。ここではまず△4五歩(図)と動いてみる。

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先に動く。取るのが正解かそれともおとなしく引くか。

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矢倉3七銀戦法;現在の主流②(その2) [矢倉▲3七銀]

さて、▲9八香に対し△4二銀とする順をもう少し現実的に(先回も現実的だけど)。

△4二銀▲9九玉△6四角に対しては、▲2五歩や▲5八飛ではなく、すぐに▲6五歩(49手目図)が最も多く指されている。

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直接手で後手の応手を聞く。

いつか△9七角成なんて手は指されないだろうか・・・

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矢倉3七銀戦法;現在の主流②(その1) [矢倉▲3七銀]

前の記事の続き。▲9八香に対する②の△4二銀を見てみよう。

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専守専制。開戦のタイミングは果たしてどこから・・・

図以下▲9九玉△6四角と進んで48手目図。

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46手目△4二銀における基本図とも言える局面。 

前の記事でも触れたが、▲9九玉の次にすんなり▲8八銀を許しては作戦負けになる。前記事とは△6四角と上がるタイミングが一手違うだけなのだが、ここから全く異なるコースを歩むこととなる。

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矢倉3七銀戦法;現在の主流① [矢倉▲3七銀]

周辺だの、是非だのと随分前置きが長かったと思われるかもしれないし、主流といいつつもやがては過去のものとなるのだろうが、あえてこう書きたい領域にまで来たことは確か。

ここまで見てきたとおり、後手に専守専制の構えを採られた場合、先手も攻め切るのは難しかった。そこで再三ほのめかしてきた、穴熊含みの指し方の登場となる。

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矢倉にも穴熊の概念が。近代的。

図では後手は8五歩型だが、当然に9五歩型も考えられるところ。こちらもいずれ見ることとなる。

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▲9六歩の是非について [矢倉▲3七銀]

これまでにも数回、現代矢倉は穴熊に組み替えるのが現代の主流になっていることを述べてきた。図はあくまでバランス重視とでも言おうか、▲9六歩と突いた局面である。

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バランス面からも突きたい歩。だがこれが芳しくないことは私も知っている。

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